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vol143 未来への力!

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Denngonnbann 2016 vol142

大きな流れの中で

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この写真をご覧になって“ピン”ときた!という方もいらっしゃると思います。
毎年恒例の「職場体験学習」が昨年9月15日〜17日の3日間行われました。

弊社12回目の参加で、大切なお子さんをお預かりする緊張感や不安感もありますが、そんな思いを打ち消すような出会いが、何より楽しみとなりました。

今回も大田区立大森第七中学校2年生の生徒ふたり!シシド住設の一員として、3日間を過ごしました。頼もしい!笑顔いっぱいの様子がみられましたよ。

右上2枚の写真は、LIXIL世田谷ショールーム。
最新機器、特に「自動」に興味を示していました。
自動開閉や、自動水栓など、あらゆる身の回りの機器が自動で動く!
「この裏側はどうなってるんだろう〜」と興味津々。

時折、クイズを交え、質疑応答に丁寧に答えてくれるLIXILの山口さんと、女性ならではのきめ細やかな対応をしてくれた加藤さん。
理想を形にしたバスルーム模型をもとに、名前を入れた提案書を作成していただきました。

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次の2枚の写真は、TOTO大田ショールーム。
商品のみならず、会社の歴史や段ボールによる梱包技術についても勉強しました。
面白い映像よりも、つまらないかもしれないけれど、
ぜひ知ってもらいたい内容をチョイスしてみました〜
とTOTOの山坂さん。

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職場体験二日目、上の写真は、ご近所のK様邸トイレリフォーム工事の様子です。床は木目調のフロアータイルを張って、天井と壁のクロスを張り替え、すっきりとした大人可愛い空間になりました。

下の写真は、地下排水ポンプ交換のため、配管工事をしている様子。シシド住設内のトイレをリフォームしました!パナソニック社製の便器に興味を示していたこともあり、リクエストに応え取り付けました。陶器製の便器が当たり前な中、樹脂製便器にどんなリアクションが見られるのかと思い聞いてみたら“洗浄便座と一体感がある“という意見!なるほど・・・

中学生にとって将来を考えるって、ちょっと早い?
それとも・・・でも、一昔前ならどうか?
人によっては、現代は「その気になれば何でもできる!恵まれている!」という人もいれば、何においても即戦力を求められる今は、過酷すぎる!という意見もあり、夢と現実のはざまに揺れるお年頃なのではないでしょうか。

そんな中、建築業界のみならず「資格」に対する考え方がちょっと変わってきたように思います。
職場体験でも「どんな資格が必要ですか」「どんな勉強をしたらいいですか」そんな質問が毎年のように言われます。そう「どんな」というならば、それぞれの業種には、それぞれ必要な資格が存在していますので、必要に応じて取得していくのが一般的。でも今は、通信教育である程度の資格が取得できますので、勉強して「とりあえず?」資格を取得してから仕事を探す!なんていうのが珍しくないみたいですね。

建築に関連する「資格」は、人が安全で安心して暮らすことのできる建物であるがために必要不可欠な知識。
その知識を、生かすのも「人」ならば、台無しにするのもまた「人」。本来の思いであるはずの「お客様に喜んでいただける住まいに〜」その揺るがない思いの上にあるはずの「知識」。経験は、その知識を確固たるものにしてくれるものだと思います。

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今や少なくなりつつある「現場重視!たたき上げの職人気質」
そんな人でも、時代に合った「工法」、いまどきの「商品」、変わる「法律」を勉強し続けることが必要なんですよね。世の流れには、先んじても、遅れをとっても、ダメで流れに乗ることが大切なのだと思います。

生徒さんたちの働く姿、ご覧になっていかがですか?
動画でお見せしたいほど、たくさんのほほえましい姿を見せてくれました。ふたりからごく自然に発せられる、意外と言えない言葉。
それは元気はじける「はい!」という返事、「ありがとうございました」という笑顔、「次!なにしますか?」と自分に与えられた仕事の8割ほどが終わるころ、ふたりから出てくるこの言葉。

あおられる現場に、嬉しい悲鳴と、感動。仕事って、こんな気遣い〜心遣いが大切と、あらためて感じました。
あふれる情報に惑わされず、いろいろなことに興味をもって、好奇心いっぱいで、たくさんのすばらしい出会いの中、笑顔絶やさず頑張ってほしいと、願わずにはいられない、そんな3日間でした。

☆一昨年シシド住設に来てくれたTくん。「修学旅行に行ってきました!」といってお土産を持って来てくれたんです。たくましく成長しているTくんを見て再び感動!

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